2023年11月の日記
20231101 1つずつ
積み上がりし問題を1個ずつ片付ける。すごく時間がかかりそうだと気が重かったものもやってみたらそこまででもなく、とりあえず先方に投げて返信を待つ状態になった。明日は違う作業を集中してやれそうで、少しほっとする。
20231102 チーズ専門店
来週数日間お世話になるお宅に、お土産に何がいいかと聞いたら、癖のあるチーズかな?と言われ、チーズを買いに行く。隣町のチーズ専門店に行って1週間後に渡す予定だと言うと、そんなに先だと切り出したものは味が変わってしまうし、ブルー系は水っぽくなってしまいますよ、と。しかし直前に買いに来られる保証がないので今日買っておきたいのだ。それなら切っていないホールタイプを買ったほうがいいと言われたが、お勧めのやつは予算オーバー。悩んでいたら、山羊の小さめのホールのもの、ふつうに売っているカマンベールくらいのサイズのものはどうかと勧められる。栗の葉が巻かれたものが素敵だったのでそれを購入。近付くと必ず声をかけられてしまうチーズ売り場というのが苦手だったが、まあ、そこまで怖くないかもな、と思い直した。
20231103 帰れない
友達と飲み。先月北海道に行ってきたお土産を貰い、土産話を聞く。天候が悪くてこの時期としてはかなり寒かったそうだ。何かと立て込んでいるので今日はさくっと飲んで帰ろうと思っていたが、話はお互いとめどなく続き、やっぱり二軒目に行ってしまうのだった。
20231104 めいめい
先月終わった本の打上げを制作チーム3人で。一区切りの記念で差し上げる花束をお花屋さんにオーダーしていたのだが、想像以上に素晴らしく仕上げてくれて、プロのお仕事に感動。
打上げ恒例の店での食事もどれも美味しく、本の話をしたりしなかったりして楽しい時間。締めに秋刀魚ご飯を頼んで、1人は豚汁を、1人はデザートにアイスクリームを、私はご飯を肴に飲む日本酒をオーダー。めいめい好きなものを頼めるのっていい。
20231105 いい大人
仕事で長年関わりがあったけれど直接お会いしたことがなかった人と最近ひょんなことから仲良くなり、今日は初めての対面&飲み。なんとなく気が合いそうだなとお互い思っていて、想像通りとても楽しかった。いい大人になってから仲良くなるのって、若いときとはまた別の、軽さみたいなものがある。
20231106 大事なこと
夢の中で電話をしている。私は自分が夢を見ていることを知っていて、相手は大事なことを言おうとしているのだけれど、その前にもうすぐ目覚めてしまう気配がする。あのね私いま夢の中にいるの、と言うと、彼は、知ってるよ、と言った。そして私は大事なことを聞く前に、やっぱり目が覚めてしまったのだった。
20231107 寝不足
明日から不在にするので、昨日今日は仕事を必死で片付けていた。昨夜は3時まで仕事したあとで寝たのだが、雨風の音がすごくてあまり眠れず、そのまま午後から出向いて夜までびっちり仕事だったので久々にちょっと寝不足。しかしなんとか最低限の作業はこなせ、明日から出かけられる状態になってほっとする。帰宅して荷造りの仕上げ。
20231108 旅情
佐渡へ。初めてジェットフォイルに乗った。カーフェリーよりも断然揺れなくて速いけれど、船に乗っている感というか、旅情はあまり無い。今回は同行者が3人いて、速さも考慮してジェットフォイルにしたが、自分1人ならやっぱりカーフェリーかな。
夜は友人が歓迎の手巻き寿司会を開いてくれた。奮発してくれたカニやブリ、道中買ったサワラとアジの刺身、米、そして佐渡のお酒が美味しい。豊かな島だなあ、と思う。
20231109 朱鷺と山羊
今日は友人にジオパークガイドをしてもらう日。道中、トキが見られるかも、というポイントへ行くと、本当に居た。とはいえ、教えてもらえなければ気付けなかったと思う。私は初めて佐渡を訪れた6~7年前に一度見たきりだったけれど、ほんとうに朱鷺色というやつなのだ、ピンクで。
夜は友人と2人でちょっとのんびり、土産に持ってきた山羊チーズなどつまみに飲む。彼とのこんな時間はいつぶりだろう。年月を経て、お互い変わったところはあると思うけれど、基本はあまり変わらない気がする。
20231110 目的
今日は観光詰め詰めの日で、しかし朝から雨である。傘をさしてたらい舟に乗り、和太鼓の体験をし、フレンチのレストランへ行き、街歩きをし、民俗博物館へ行き、温泉…というぎっしりのスケジュール。そして夜は私以外の同行者はライブ。羨ましいな、と思う。結局のところ、私は観光のための旅行よりも、何かの目的のついでに周辺を観光、というくらいが好きなのだ。目的がなくて観光一色、というと、ちょっと狼狽えてしまう。何もしないのって難しいよ、と昨日友人が言っていたのを思い出した。
20231111 伝わって
今日は午後に同行者たちのライブで、終了後はそのまま鍋をしようということになり、朝に友人家族と鍋用の柚子を採りに行こうと散歩しながら出かける。ぐっと冷えたので、マフラーと手袋をつけて。秋の散歩道は春と同じ道でも生えているものも様子も違って、それを感じながら、娘ちゃんたちとわあわあ走り回りながら、目的地までのんびり向かう。
ライブは昨夜に増して良い響きで、お客さんも楽しんでいた。私も急遽1曲だけ歌わせてもらう。手持無沙汰な私を気遣ってくれた面もあるのかもしれない。
友人の友達も加わって、大きな土鍋2つをみんなで囲んで乾杯。外国からのゲストが、楽しそうに、母国語で乾杯のときの歌を歌う。私は英語が全然駄目でうまく接することができなかったけれど、拙い英語で今日素敵だったことを伝える。うまく言えたかはわからないけれど、言葉が通じても伝わらないこともある。伝わっていたらいいな。
20231112 記憶
雨の佐渡をあとに。新潟駅で新幹線に乗るまで少し時間があったので、駅内で新潟の酒造のお酒がいろいろ試し飲みできる施設に行ってみたが、大混雑でちょっと辟易。でもショップでかっこいい鎚起銅器のぐい呑みを買う。きっと使うたびにちらりと今回の旅のことを思い出すのだ。
普段個人行動が殆どなので、4人で移動する気苦労は感じたけれど、もちろんだからこそできたこともあって、東京駅で皆と別れるときには、またね、という気持ちだった。ありがとう。
20231113 冬色
お仕事復帰。久しぶりに作業が朝までかかって、始発電車で帰宅。まだ暗い。帰宅後、そのまま寝る気になれず、帰り道コンビニで買ったビールとつまみでぼんやり晩酌ならぬ朝酌していたら、外が明るくなってきた。窓をあけると冬色の朝焼け。
20231114 もずくたち
寝たのが今朝7時前くらいだったか。ということで起きたのは12時過ぎ。多少寝不足だけれど、これ以上寝ているとなんとなく罪悪感があるので起きる。
夜は佐渡で買った岩もずくやおけさ柿などで晩酌。佐渡のもずくには岩もずくと花もずくがあって、岩もずくは初めて食べたけれど、固めで野性味がある。
昼に起きると1日があっという間に終わるな。
20231115 生海苔
旅の間の洗濯物をまとめて洗う。近所に新しくオープンしたスーパーを冷やかしに行くと、セールで安いこともあるけれど品物もなかなか良くて、思わず色々買ってしまった。これからは生鮮食品を買うのはここがメインになるかもしれない。198円で生海苔を見つけて嬉しくなり、味噌汁に。実家でたまに食べていたのを思い出す。お雑煮にも生海苔が入っていたはずだ。
20231116 植物たち
ハダニに悩まされていた鉢植えだが、イタリアンパセリはもう枯れてもいいやと思い限界まで切り詰めたら、それで一気に虫が減ったようで元気になってきた。アイビーはちょっと無理そうなので、1枝ずつ切って丁寧に洗い、水に挿して根を出して、新しく植えなおすつもり。少し前にスーパーで買ったバジルも水に挿して根を出したものを植えたらちゃんと根付いて、留守中も枯れずにいい感じで伸びていた。植物は強い。
20231117 灯油びより
久しぶりに灯油の移動販売の車が流す音楽が聞こえてきた。冬が来るのだ。近くの友達の家も、そういえば移動販売で買っていると言っていた。もしかしたらあの車から買っているのかもしれない。
夜、戸島(R)と電話。彼女もちょうど灯油を買ったところだったらしい。
20231118 一升瓶の季節
部屋にいても寒さを感じるようになった。今日は鍋だ、と昼間のうちに決める。
ねぎ、ほうれん草、豚肉、油揚げ。もずくも浸したりして、ポン酢で。そして浦霞の一升瓶を開栓。冬になるとそこまで変質の心配をしなくてよくて、また日本酒に合うメニューも多いので、うちでの一升瓶は冬の風物詩のひとつ。
20231119 わたしもあなたも
福島の友人が東京に来ているとのことで、ランチとお茶。数年前にも一緒に行った薬膳カレーの店へ行く。食べると身体が温まって、ちょっと汗までかいた。
数年ぶりにその近所を歩いてみると、前こんなところあったっけ?というお店ばかり。その中のひとつ、古い家をリノベーションしたようなコーヒーショップでひと休み。天気が良い日曜日だったせいか、混雑していて、みんな何しに来てるんだろうね?と話したが、結局自分たちもその中の2人なのだった。
20231120 あっぷあっぷ
ŌroraŌvalサイトの不具合で更新ができなくなっているが、せっかく日記を書き続けているので、自分のwebサイトに仮でUPすることにした。というわけで、仕事の合間に作業。モバイルとPCで見え方が結構違い、しかもモバイル用の作成画面を調整してもなぜかその通りにならず、ただ日記をUPするだけなのに手こずってしまう。普段は戸島(R)がUP担当なのだが、苦労を痛感した。
20231121 ワンコイン
ワンコインの赤ワインが、久しぶりに「これはちょっと…」という味だった。あけたからには飲むけれど。
20231122 豚汁
ここ数日、鍋に具材を足して食べていたが、今日は最後にじゃがいも、ねぎ、豚肉、味噌を加えて豚汁に。数日間の旨味が凝縮して、文句なしの美味しさ。
20231123 やさしさ
どうしたらいいのかわからなくなる。今の私にできることは何なのだろうか。何もできない自分が情けなくなる。
20231124 友達
話をきいてくれて、意見を言ってくれる友達ってほんと希少だ。
20231125 声と声
曲のデモ作り。声が重なっていくのが楽しすぎてくらくらする。しかし全然終わらない。
20231126 あたためる
仕事場で時計を見るともう24時過ぎ、「あ!私そろそろ帰ります!」と慌てて片付ける。「あらそうなの!?」と一緒に片付けを始める女性。その時点では終電に乗るイメージだったが、そのうちタクシーで帰るイメージに変わり、タクシーならこんな着込まなくても大丈夫かな、とか思って身支度していたら目が覚めた。あれ?私もしやタクシーで寝ちゃって運ばれた!?と焦って、あ、夢だと理解。ふだんは夢から覚めるとすぐ現実だけれど、今日は境界が曖昧だったのだ。
今期一番の冷え込みだという朝。昨日いれたお茶をあたためなおす。お茶をあたためなおす、という行為が、季節を感じさせる。
午後は次週末に参加するライブのリハへ。数曲、決められた箇所を歌えばよいだけなのでただ楽しくて、自分自身のライブとは心持ちがまるで違う。
20231127 バスリコーダー
引き続きデモ作り。久しぶりにリコーダーを取り出す。バスを吹くなんて、もしかしたら2年ぶりくらいかもしれない。なんでこんなに放っておいてしまったのだろう。
20231128 歌と心
自分の心や気持ちに向き合って、それを認識することは難しい。自分の気持ちのはずなのにおかしいと思うけれど、そもそも確固たるものがない場合もあるし、他の何かに邪魔されてよく見えないときもある。ただ、答えがほしいならば、探しにいくことはできるし、問いかければ何かしらの返事がある。そしてその返答がどんな意味を持つのか、理解できるのもまた自分しかいないのだ、と知る。たぶん、歌と同じなのだ。
20231129 1日
デモ少し直して、打ち合わせ行って、帰宅して鍋食べて、シャワー浴びて就寝。会社勤めの人よりも遅いにせよ、最近は朝わりと起きられるようになっていると思う。
20231130 稀な会合
夜、1年近くぶりの鎌田会という名の飲み会。焼き肉屋でビールをがんがん飲んで、わいわい喋る。ふだん誰かと会って飲むというとだいたい2人、多くても3人くらいなので、8人での飲みなんてなかなか稀。そしてこの会では8人いても誰と話すにも遠慮がいらなくて、ただ楽しい。記憶は曖昧だけれど、酔っ払ってご機嫌なみんなと自分の写真が残されていた。